キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

松本人志

禍はいつ降りかかるか分からない。ダウンタウンの松本人志が女性に対する性加害者として文春砲で大きく報じられた。報じられた週刊誌を1ページも読んでいないので憶測でしか語れないが、私の感想では「やられたなぁ」と言う感じである。私は松本人志のファンでもなんでもない。ただ長年にわたり芸能界でトップを張っていることは凄いなと感心している。しかし、いくら凄い人物でも人格は別である。罪を犯せば裁きを受けるのは当然である。さて、女性との遊び方の真偽は分からないが、言えることは強制的に性行為を行ったかと言うことである。私はそのようなことはないと思っている。流れの中、悪ふざけでレイプごっこみたいなことはあったかも知れない。その時の軽はずみな言動の言質を取られていたら言い訳出来ない。松本人志にとっては寝耳に水の報道だったと思う。「あの時、みんなで機嫌よく遊んだのに・・」との思いではないかと思う。松本人志も腹に据えかねたのか、出版社に5億5千万円の損害賠償請求を行った。日本では名誉棄損で出版社側が敗訴しても、せいぜい300~400万円の賠償金であり、本が売れれば痛くも痒くもない金額だから書き得である。損害賠償金も米国に比べたら一桁二桁少ないのが日本の現状である。

 被害者女性が8年前の忌まわしい出来事で精神的苦痛を感じて生きてきたなら、松本人志は償うべきである。しかし私からすれば8年前のことをどうして今頃訴えるのか、どうして刑事訴訟しないのかが疑問である。文春から一切の謝礼を受け取らずに、義憤に駆られてこのことを告白したのなら、私はまだ納得出来る。しかし、被害者とされる女性に一言、君達も有名タレントとホテルの一室で飲み会をするということは承知していた筈だ。後は何もなく、1㎜もその気もなく、そのままスンナリ帰りますと考えていたなら、余りにも無防備である。もし苦しんで悩んで生きてきたのなら当然、松本人志に民事で慰謝料を求めるべきだと思う。

 松本人志もここで誰が自分の本当の味方か分かるはずである。芸能界は足の引っ張り合い世界である。今回の松本人志問題で、表面上は同情を装いながら心中でほくそ笑んでいる芸能関係者は多数いると思う。まだことの顛末も分からないのに、週刊誌の針小棒大の報道でコメントしている上沼恵美子の「遊びは三流」発言やビートたけしの「3000円セコイ」などは二人の値打ちを下げるものである。黙っていりゃいいのである。週刊誌側も売上つくりに一生懸命なのは分かるが、事実100%の内容の記事なら文句言いません。少しの事実に多くの脚色を配した報道によって、大袈裟に言えば一人の人生が終わってしまうこともある。報道は情報を得る手段としてありがたいが、ここ数年、週刊誌も含めてマスメディア報道の質の低下を感じているのは私だけだろうか.....

独り言の好きな男より