キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

橋下バッシング

橋下徹「維新の会」共同代表が非難の集中砲火を浴びている。 旧日本軍の従軍慰安婦に対する歴史認識と沖縄在米軍の司令官に風俗の活用を進言したことである。 今までマスコミを巧く利用してきた橋下徹氏だが、今回はマスコミに徹底的にやられている。 沖縄司令官に風俗の進言したことは全く余計であった。 このことで問題が倍加され火の手が一気に拡がってしまった。 本音の政治家を売りにしている橋下徹氏だが、公の場で言う発言ではなかった。 従軍慰安婦に関しての橋下氏の発言は大筋その通りだと思う。しかしである。 沖縄での不用意は発言の為、従軍慰安婦と沖縄問題が混同され、「女性の人権蔑視」と言うレッテルを貼られてしまった。 あっちこっちのTV局で持論を展開していたが、ムキになって抗弁するほど墓穴を掘り、マスコミの格好の餌食となってしまつた。 マスコミは何も公平な意図で(表面上は公平)橋下氏に発言の場を与えている訳でない。 橋下氏のムキになる性格を見通し、何かまた問題発言でもと期待しているように感じた。 「女性の人権蔑視」というストーリーが出来上ってしまっているのだから、どんなに正論を吐いても無駄である。 状況を読み取らず何回も同じ持論展開は、より一層状況を悪くしてしまった。 有能な武将は戦況が悪くなると意地を張らず、一旦は兵を引いたものである。

橋下大阪府知事誕生の時は、既成概念に捉われず、大阪を何とか良くしたい気持ちがムンムンしていた。 行政のことも勉強して役人にも負けていなかった。 大阪府民の期待は大きく高まり、大阪市長選でも圧勝し、大阪維新の会は中央政界永田町の政治家達も一目も二目も置くようになった。 まさしく飛ぶ鳥を落とす勢いであった。しかし、国政を考え出したところから暗雲が覆いだした。 維新の会の人気にあやかって集まって来た、当選したいだけの国会議員、理念も政策も違う「たちあがれ日本」との合併。 これで天下が取れる筈がない。 橋下徹も自分の力を過信したと思う。ひょっとしたら天下取れるのではと・・・。

大阪都構想も停滞したままである。大阪市長選の公約もほとんど頓挫している。 大阪復活に全力で立ち向かい、立て直してから国政に打って出ても遅くはない。 今の大阪市は以前より悪くなっているように感じる。このまま終わるか、見事復活するか、今が試練であり正念場である。どうする?・・・橋下徹。

独り言の好きな男より