キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

猪瀬知事お辞めなさい!

テレビの映像は残酷である。猪瀬知事の記者会見をニュースで観て、つくづくそう感じた。 常日頃、自信たっぷりの姿からには程遠い、しどろもどろの対応であった。 いくら正当性を訴えても、嘘を付いているのが映像を観ていたら分かる。 初めは提出を拒んでいた借用証も突然出てきたが、とても本物とは信じ難い。 それも選挙資金用でなく個人で借りたのこと。それも、ほとんど面識のない人物に、個人の借り入れで5000万円を依頼するのは不自然である。 東京都の副知事であり、著名なノンフィクション作家なら銀行に頼めば、借り入れ出来た筈である。 恐らく弁護士のアドバイスがあったのだろう。 選挙資金として借り入れたら、公職選挙法や政治資金規正法に抵触するので、必ず個人として借りたと言いなさいと。 猪瀬直樹知事は、常日頃は冷静で論理的で、また行動的で優秀な人物だと思っていたが、こんな時に人なりが見えてしまうものだ。 猪瀬知事ご臨終である。初めに徳州会に強制捜査が入った時点で、裏でバタバタとお金の返済だけせず、 同時に「徳州会から不適切な借り入れをしました。今日全額返済しました、申し訳ございません」と言っていたら、 ここまで大きな騒ぎにはなっていなかったと思う。 選挙にはお金は付きもので国会議員の多くは同じようなことを上手くしていると思う。 マスコミは意地が悪いもので、嘘を付いていると思っているから、あの手この手で執拗に矛盾を突いてくるだろう。 もう嘘の上塗りはやめた方がいい、墓穴を掘るだけだ。 やはり普通の人間は嘘を付くと動揺してしまうものだ。そう言う意味では 猪瀬知事はごく普通のまともな人間と言える。 国会議員の中には、平然と嘘を付いても全く動揺もしないし、足も付かないよう巧妙に手を打つ人物が結構多くいる。(代表格O・I)

猪瀬知事は2020年オリンピック東京開催の立役者である。 こんなことで辞任するのは残念だが仕方ない。ここは潔く、キッパリ自ら辞めた方がいいと思う。 しかし、いつまでもグズグズと言い訳しながら居座っていると、最後はボロ雑巾のようになって、辞任してしまうことになると思う。 今やマスコミの絶好の好餌になってしまった、かえすがえす嘘の会見の失敗が命取りになってしまった。 一刻も早く自ら辞任を申し出るべきである。そうすればまだ、これからの人生復活のチャンスは必ずあると思う。

独り言の好きな男より