キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

細川護煕、何をいまさら

2月9日東京都知事選の投票日である。16人の立候補者が名乗りを挙げている。 そのうち4名が有力候補であり、この4名の中から東京都知事が生まれるであろう。 その中でも最も注目を浴びているのが細川護煕氏である。 15年前に還暦を機に政界からスパッと引退して、田舎に篭もり陶芸家として過ごしており、 よもや知事選に出馬するとは夢にも思わなかった。 元首相であり、小泉純一郎元首相の支援もあり、俄然注目の的である。 しかし、当選は難しいと思う。理由は本人に知事になると云う覚悟が感じられないからである。 小泉元首相の支援確約が出馬への条件であり、全くの他力本願である。 テレビの画像を通して見た印象は生気が感じられず、疲れた表情であり、大都市東京を率いてゆくには迫力不足である。 元気なのは周りの側近であり、田中秀征氏などは久し振りに脚光を浴びるチャンスだと思っているのか、妙に元気である。 新聞記事によると、細川応援団の主導権争いが生じていて険悪な状態であるらしい。

細川氏も東京に対して確かなビジョンがあるとは思えない。 周りにけしかけられてポット出てしまった・・・と言った感じである。 政策は「脱原発」だけであとの政策は付け足しのようなものである。 原発に代わるエネルギーの対案を求められても、「エネルギー戦略会議」を開いてそこで考えてゆくという先送り的な発言でガッカリである。演説の声も小さく聞き取りにくく弱々しい。 隣の小泉純一郎が絶叫しているので余計ひ弱さが目立つ。 20年前の細川政権発足時の颯爽とした風貌はもう過去のものである。 今の風貌は出汁の抜け切った鶏ガラである。覇気が全く感じられず、陶器を創作しているのが似合っている。 もし万一東京知事に当選してしまったら気の毒である。もう、枯れてしまった人に東京知事は何を今さら・・の感じだ。

枯れていないと言えば小泉純一郎である。昨年の秋から「脱原発」を唱えて俄か出没してきた。 よもや細川さんを担ぐとは思わなかった。 東京から「脱原発」を本気で変えるつもりなら、小泉純一郎自身が出馬すべきであった。 間違いなく当選していただろう。勝負勘が鈍ってきているようである。 昔のことわざに、「老いては子に従え」がある。ご両人! この言葉を噛みしめてみてはどうですか・・・・。

独り言の好きな男より