キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

大集中豪雨、西日本を襲う

7月4日からの記録的な集中豪雨は西日本一帯に大打撃を与えた。台風でもない大雨で、ここまでの大被害を誰が予想しただろうか。200人超の死者を出し 今もなお行方不明者がいる。家屋、道路などの倒壊、農産物が全滅した映像を テレビで見た時は、とても他人事とは思えなかった。丹精込めて育てた作物が 一瞬にして壊滅してしまうのだ。相手が自然だけに、どこに怒り、悔しさを ぶちまけたらいいのか!本当に無念だと心中察する。犠牲者の多くが高齢者であった。避難警報も出ていたようだが、夜中に避難場所に向かうのも危険であり、最近の天気予報はかなり精度が高いので、夜半に大雨の可能性があれば、 多少大袈裟でも避難場所に早い誘導をすべきだと思う。特に山沿い家屋の住民は絶対である。大雨が降ると必ずと言っていいほど土砂崩れで、山沿い家屋の方が犠牲になっている。自分とこだけは大丈夫だと思ってしまうのか? 地震と違って雨の場合はある程度は予想が出来るので、備えを万全にしておけば被害は最小限に食い止めることが出来ると思う。今回の集中豪雨でも、万全の備えと油断がなければ、尊い命をこんなに失うことはなかったと思う。 地球温暖化の影響か、このようなゲリラ豪雨はこれからも多発することが予想される。国としては川の氾濫が予想されるところには、治水対策を万全してもらいたい。土砂崩れの危険性がある地域の住民には、徹底した避難勧告を すべきである。街中に住んでいる私達には、大雨と言ってもそんなに危険を感じる事はないが、ゴルフ場へ向かう山間の道を走っていると、台風など来たら 危ないなと思う家屋を見ることが多々ある。滅多な事では山崩れは起きないと思うが、被害にあった方なども同じ思いだったのかも知れない。現在の天気予報の確率は相当高いので、警報が出た時には、念には念を押すぐらいの用心が必要であろう。河川の整備も必要であり、災害対策の予算を思い切って付けるべきだと思う。

「地方創生」、「地方の成長」と政府が謳うなら、災害に弱い地方では駄目である。安全が担保された上での地方創生である。美しい自然が残っている地方だからこそ、安全対策には万全を期してもらいたい。備えあれば憂いなしである。

今回の豪雨災害に際しても、自衛隊員の活躍は目を見張るものがある。 自己完結型の救援であり本当に頼りになる。過去に自衛隊のことを 「暴力装置」と言った馬鹿な政治家がいたが、やはり落選したしまった。

独り言の好きな男より