キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

新型コロナウイルス

新型コロナウイルスが猛威を振るっている。年末年始はそんなに危機感はなかった。中国の感染者数の発表なども当初はしれており、ほとんどの人があまり気にしていなかったように思う。しかし1月20日過ぎからは中国湖北省武漢市が完全封鎖されるなど一気に緊迫感が増してきた。完全な初動ミスから起こってしまつた人災である。武漢から中央への情報が遅れたのか、中央が聞いていたが軽視して対応が遅れたのか分からないが、結果的には武漢市のトップが更迭されている。習近平政権に責任が及ばないように必死である。

1月7日に習主席から新型コロナウイルスへの対応指示があったなどと、後付の発表が共産党理論誌であった。誰も信じていないし、責任逃れだと思っている。収束が遅れた場合、習政権も危うくなる可能性がある。なにせ中国は権力闘争の国である、温室育ちで養殖の鮎みたいな日本の国会議員と「強かさ」が違う。反主流派が機を窺っているのは間違いないと思う。胡錦涛派、江沢民派がその代表格であろう。日本の対応はどうかと言うと手緩いの一言である。武漢からのチャーター便で帰還した内の2名の方が診察を拒否し、そして帰宅を許してしまうのだ。法的な問題があるにせよ、ここは強制的に診察させるべきだろう。オーストラリアなどは1500㎞離れた島に2週間隔離したというのに。国会はどうかと言えば、相変わらず「桜を見る」問題に多くの時間を割き、適切な新型ウイルスの対応策などが後手に回り、感染者の拡大が続き経済活動にも多大な悪影響が出てきている。まったく危機管理が甘過ぎる。このまま3月になっても新型コロナウイルスの感染が終息しなかったら、7月に予定されている東京オリンピック・パラリンピック開催も中止か延期の可能性が大だと思う。「東日本大震災」発生時、当時の菅直人政権に数々の攻撃材料があったにも関わらず、自民党総裁谷垣禎一氏は、一旦それらを鞘に納め「我々は全面的に協力します」と言って、震災の対応を最優先させた。今の野党を見ていると新型コロナウイルスよりも安倍政権を倒すのを最優先しているようだ。ここで谷垣禎一氏のような発言をしたら国民は拍手喝采するのに本当ダメ野党である。中国の習近平国家主席が4月国賓待遇で来日予定だが中止にすべきだと思う。中国の新型コロナウイルスの発表より実態はもっと深刻だろう。中国も日本もまずは新型コロナウイルスの撲滅に全力尽くすことだと思う。4月に安倍首相と習近平主席が笑顔で握手している様子はとてもじゃないが画にならない。

 

 

独り言の好きな男より