キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

新型コロナウイルスPARTⅢ

新型コロナウイルスの猛威が強まっている。アメリカなども1カ月前とは大違いで、感染爆発により感染人数、死亡人数も、あっと言う間に世界のワーストワンになってしまった。日本も3月中旬はまだ楽観的だったが、そのツケがキッチリ3月末から現れてきた。小池東京都知事も目が覚めたように、やたら危機感を煽る横文字の連発で東京は一気に自粛モードに突入した。今回、コロナ騒動で露呈したのは、非常事態時おいて日本の法整備がいかに脆弱であるかである。外出禁止など外国は強制可能だが、日本の場合はあくまで要請であり、要請を無視しても罰則なしである。これでは緊急事態の対応が中途半端になってしまう。国民の生命に関わる時は、時限的措置において政府に強制権を与えるべきだと思う。安倍政権もコロナ対応では右往左往の感じである。このまま指導力が発揮できなければ、求心力の低下により秋には安倍政権崩壊となるだろう。メディアも野党も今は揚げ足取りしている場合ではなく、まず今は目前のコロナ危機をいかに乗り越えるかが大切であり、政府のコロナ対応検証はコロナ終息後に国会で徹底的に議論すればいいと思う。そして、コロナ後の世界も大きく変わると思う。米中摩擦の激化は避けられないだろう。中国依存に偏ったサプライチェーンの見直しも必至である。コロナ影響で企業の働き方も大きく変わると思う。世界の産業が全面ストップしたので原油価格が歴史的な値下げをしており、産油国の景気悪化でオイルマネーの引き揚げは世界の株価に大きな影響を与えると思う。

全国に緊急事態宣言が拡げられたが、3月20,21,22日の3連休の緩みが感染爆発に繫がったので、何としてでも今年のGWは国民一体となって乗り切らないと大変なことになる。自粛して動けないのは本当に辛いが、ここを我慢することが、この嫌なコロナ感染騒動を早く終息させる最も効果的な方法であるので、とにかく我慢、辛抱である。4月より5月の方が何とか好転するように期待したいものだ。これも我々がGWいかに行動を自制出来るかである。日本は外国諸国のように国から行動を強制され、罰則も課せられていないが、されなくてもコロナ感染を速やかに収束させれば、世界は驚嘆し、日本人の民度の高さを示すことが出来ると思う。マスコミなどは政府の対応を批判しているが、他の先進諸国と比較しても、圧倒的に(人口比)少ない感染者数と致死率である。これも医療整備、日本人の清潔好き、自制心などが影響していると思う。一刻も早く全世界がコロナウイルスを収束させて、2021年開催の東京五輪は「コロナ克服・復活オリンピック・パラリンピック」として開催したいものだ。

独り言の好きな男より