キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

安倍新政権誕生

自民党圧勝の衆院選挙であった。それにしても民主党の負け方は酷かった。 しかし、自民党の比例投票率を見ると、前回2009年とさほど変わらず信任されたとは言い難い。 民主党の不信任が自民党に流れただけで、第3極を目指した「日本維新の会」・「日本未来の党」も大きく期待を外した結果となった。 未来の党などは12月26日時点で崩壊寸前であり、未来に希望が持てない党になりそうである。 日本維新の会代表石原慎太郎も、期待外れの結果に相当ヤル気を失くしているだろう。 来年の参院選挙までに気持ちが持たない気がする。 維新の風は何とか近畿圏では吹いたが、来年からはますます弱くなるだろう。 ヘタをすれば逆風に変わる可能性もある。橋下大阪市長はまず任期中に大阪都構想実現に向けて全力で成し遂げて欲しい。 この実績をぶら下げて国政に打って出れば風速40メートル級の追い風が吹くであろう。 橋下徹大阪市長、焦ることはない。間違っても参院選挙に出馬すると言ったらダメだ。 まだ機は熟していない。まず大阪を立て直してから勝負だ。まだ若いので遅くはない。

衆院選の大勝利を受けて安倍総裁(12月26日以降は総理)は精力的に動いている。 日銀白川総裁との会談後、慎重居士の白川総裁から「より一層の金融緩和インフレターゲット2%も視野に考えている。」 との言質を引き出している。 このことに関して前経済財政担当相の民主党前原氏は日銀に対して「前回言っている事と整合性がない、発言に継続性がない」 と批判していた。だから民主とはダメなのである。 デフレ状況が膠着したまま中央銀行の日銀は、旧来型の手法でノホホンとしたままであった。 もちろん中央銀行の独立性は尊重すべきだが、結果が出なければ、政治が介入して事態打開を図るべきである。 結局、結果責任は政治が負うのだから。現にマーケットは敏感に反応して動き出した。 民主党政権ではピクリともしなかったのに・・・・。

安倍晋三も必死である。早急な経済の立て直しを行わないと支持率は急激に下げるだろうし、外交も問題山積である。 今までの強硬な発言から中国、韓国とどのように関係修復するのか、お手並み拝見である。 それよりも何よりも、東日本被災地の復興に全力を挙げて、一刻も早くメドをつけなければいけない。 一度は地獄を見てきたのだから、怖いものはないはずだ 頑張れ安倍晋三!

独り言の好きな男より