キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

12・16総選挙

やっと解散で12月16日に衆院選挙が決まった。 ヨレヨレの政権運営で国益が、著しく損なわれたので越年選挙でなくて本当に良かった。 民主・自民党に対して第3極が話題を集めている。 百花繚乱のごとく、いろいろな政党が雨後のタケノコのように出てきている。 政策も主張も同じような政党が乱立し過ぎである。 日本維新の会と太陽の党が合流。 滋賀県嘉田知事を党首に、脱原発・増税反対・TPP反対グループが結集しそうである。(小沢一郎が裏で暗躍) 第3極はこの二つの政党に集約されるであろう。 しかし、どちらの政党も選挙での大躍進は厳しいと思う。 何故ならこの二つの政党が1つになって、はじめて第3極となり得るからである。 力の分散である。

橋下徹は石原慎太郎と組んだのが最大の失敗である。 関東では知名度の低い 維新の会を、石原ブランドで補おうとしたのが間違いである。 石原慎太郎は大同小異を連呼しているが、それなのに小沢一郎とは組まないと拒否している。 好き嫌いの感情が働いており、大事を成すリーダーとしては失格である。 小沢一郎なら、選挙に勝つためなら、好きだの嫌いだの関係なしで平気で石原慎太郎とも組むだろう。 石原慎太郎がいなかったら、間違いなく正真正銘の第3極が出来ていたであろう。 もし、橋下徹が12月4日公示までに、石原慎太郎との関係を解消出来たら、流れは大きく変わると思う。 もう時間がない。

第3極の混乱は既成政党にはありがたいことである。 野田首相は解散発言をした党首討論会の評判が良かったので、安倍総裁に盛んに党首討論会の開催を求め活路を見出そうとしている。 2大政党の党首が、侃侃諤諤とやり合うのは大いにやるべしだと思う。 討論は澱みなくソツなくしゃべるよりも、多少ヘタな話しぶりでも、語る言葉に熱意が感じられるかどうかである。 安倍総裁も喜で受けて立つと言っており前向きな激論を期待したい。

選挙が終わったら、一刻も早く東日本被災地の復興を最優先に取り組み、 長年続いているデフレ脱却に向けて与野党一丸となって取り組まなければならない。多分、選挙後は政界再編が進むと思うが・・・ 「日本の興廃この選挙にあり!」と思われるぐらい大事な選挙だと思う。

独り言の好きな男より