キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

2020東京オリンピック開会式を見て感じたこと

2020東京オリンピックが遂に開幕した。直前までトラブル続きで開催が無事出来るのか心配したけれども、何とか開会式を終えることが出来てよかった。開会式の批評が新聞紙上を賑わせていた。開催賛成派は概ね好意的なコメントであり、反対派は辛辣なコメントだった。知識人・文化人と言っても、所詮われわれ普通の人間と変わらないなと思った。好き嫌いが入ったら冷静な評価は出来ないようだ。私も同様で開催賛成派なので開会式は良かったと思っている。しかし、IOCバッハ会長のスピーチの長いのには閉口した。女性のスカートとスピーチは短い方がいいと、元首相竹下登が言ったらしいが、全くそ通りである。各競技のピクトグラムのパフォーマンスはスピード感があって絶品ものであった。歌舞伎の市川海老蔵とジャズピアニスト上原ひろみコラボレーションには違和感を覚えた。当代随一の両者だけにもっと個々の素晴らしさを100%発揮出来るような演出にして欲しかった。大工棟梁役の真矢みきの登場は場の空気をピシッと引き締めたが、真矢みきばかり見ていたので、どのようなパフォーマンスか正直憶えていない。聖火ランナーに王貞治・長嶋茂雄の登場は我々世代のスーパースターだったので嬉しかった。ハツラツとしていたミスターの痛々しい姿は残念だったけれども、大スターは自分の弱った姿を人目に晒したくないものだが、2018年に病に伏せ長期療養中で昨年開催ならとても無理な状態であった。1年延期になったことで、超オリンピック好きのミスターの懸命のリハビリで開会式に間に合わしたそうだ。私は阪神ファンだが、長嶋茂雄がより一層好きになってしまった。ミスターを支えていた松井秀喜は実の息子のように感じた。天皇陛下は長時間にも拘らず背もたれされず、背筋をピーンと伸ばしたままご着席されていたそうである。陛下が開会宣言の時着席していた、菅首相、小池都知事に「座っていていいんか!」とテレビに向かって突っ込んでいたら、二人が慌てたように立ち上がった。滑稽な姿であった。最終聖火ランナー大坂なおみにSNS上で誹謗中傷のコメント多く交わされているらしい。(匿名で誹謗中傷する人間は大嫌いだ。)その中に、お前は日本人でないので最終聖火ランナーに相応しくないと。彼女は自分の意志で日本国籍を選択したのであり、正真正銘の日本人である。肌の色、言葉遣いなどで国籍を決めるのは間違いだと思う。生まれた時から日本人でありながら、自国の批判ばかりしている人もたくさんいる。日本の良い、悪いを把握し、良い国にする為に微力ながら貢献しようとするのが真の日本人だと思う。オリンピックで選手の頑張りは日本人を明るくしている。これも大きな貢献である。

独り言の好きな男より