キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

2021年を振り返って

2021年もコロナに明け暮れた1年であった。コロナもいよいよ終息してきたと思ったら、年末にかけて変異株オミクロンの登場である。コロナ禍の1年ではあったが、様々な出来事があったのも事実であり、この1年を振り返ってみたい。まず開催が危ぶまれた東京オリンピック・パラリンピック、無観客開催で残念ではあったがオリンピックは過去最多、パラリンピックは過去2番目の日本選手大活躍のメダル獲得数であった。メダル獲得よりもオリパラ開催によって日本中が沸き、明るく元気になったのが何よりの収穫だ。コロナ禍で心配された大会運営も金メダル級であり、日本の力を世界にアピール出来たと思う。続投が確実視されていた菅義偉首相の突然の辞任による自民党総裁選で岸田文雄氏が新総裁に選出された。この後すぐに行われた衆議院選挙も苦戦が予想されたにも拘らず、野党第1党の立憲民主党の不甲斐なさで、事実上の勝利を得た。この岸田文雄新首相、ここ最近運が向いて来ているように思う。昨年は自派の議員が選挙で負け、10万円特別給付金も政調会長として自身の提案をアッサリ覆されて面目丸潰れで、求心力は地に落ちていた。総裁選では高市早苗氏の出馬がなったら、たぶん河野太郎に負けていただろう。衆議院選挙も立憲民主党が共産党と手を組まなかったら、大きく議員数を減らしていたと思う。また菅義偉前首相、大号令の下行ったワクチン接種の効果が、岸田首相が就いた途端にコロナ感染者は一気に激減する。運を掴むきっかけは、優柔不断と言われた岸田文雄氏が、8月末に二階幹事長を意識した党役員任期改正を訴えて、いの1番に総裁選に名乗り上げたことが潮目を変えたと思う。さて、この運はいつまで続くのやら、慢心、油断したら運は浮気者だからすぐに逃げてしまう。岸田文雄首相これからが正念場である。

スポーツ界も快挙続出である。松山英樹プロのマスターズ優勝は日本人では難しいと言われていたコースでの勝利は、日本人プロゴルファーに大きな勇気を与えた。同じくゴルフの笹生優花プロも全米女子オープンで優勝を果たした。笹生プロのポテンシャルは相当なもので、これからの活躍が楽しみである。テニスの大坂なおみ選手は4大メジャー大会の1つ全豪オープンで2度目の優勝を果たす。メンタル面に問題なければ、常に世界ベストスリーに入る強豪だ。2年前この稿で紹介した、大関から3段目まで降格した照ノ富士が幕下優勝で復活を果たし、早く幕ノ内に上がって欲しいと願っていたが、なんと今や横綱である。それも新横綱から2場所連続優勝中だ。人間腐っては花実が咲かないとは正にこの事だ。地獄から這い上がってきた、この横綱に我々が学ぶことは多々ある。2022年も注目してゆきたい。

独り言の好きな男より