キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

近年のオールドメディアについて

オールドメディアの劣化が著しい。ロシアによるウクライナ侵攻の報道が激減しており、この事態が世界のエネルギー危機、世界的なインフレを生じさせているのに、全く危機感が感じられない。先日も米国下院議長ペイン氏が訪台した後、中国から日本の主権が及ぶEEZ(排他的経済水域)内にミサイル5発着弾されても、各メディアの反応は極めて冷静(と言うより興味薄)な対応であった。もしこれが反対の立場であったら、相当な報復攻撃、下手をすれば戦争を仕掛けられたかも知れない。安全保障上の重大な危機にもかかわらず、メディアは統一教会一辺倒である。統一教会悪=自民党悪の構図を創り出そうとしているかのようである。驚いたことに安倍晋三元首相を殺害した山上徹也容疑者に対して減刑を求める署名活動が行われ、約6000人の署名が集まっているらしい。信じられない事態である。もし自分の大事な人が、安倍晋三元首相と同じようなことが起きても、山上容疑者の減刑に署名するのだろうか。私も統一教会に関しては、約30年前にあった合同結婚式など見て、胡散臭いなと感じていたが、桜田淳子さんが離婚もせずに、今現在に至っているということは、熱心な信者にとっては普通のことなのだろうと思う。統一教会の報道もダメとは言わないが、山上容疑者の供述ばかり垂れ流すのでなく、山上のここ数年間の行動履歴、接触した人物などをもっと掘り下げた取材をすべきだと思う。脆弱な警備体制への追及、背後にもっと大きな闇の有無などを報道すべきだと思う。今の各メディア報道は余りにも軽薄すぎる。安倍晋三元首相の国葬への賛否両論はあって当然である。私は賛成であるが、もし鳩山由紀夫、菅直人元首相が国葬となれば反対である。しかし、政府が国葬を決定したなら賛成も反対もない、日本国として恥ずかしくない葬儀を粛々と執り行うべきだと思う。この葬儀には世界中から多くの要人が弔問に来日するだろう。安倍晋三元首相の葬儀を利用するようだが、日本のプレゼンスを高める絶好のチャンスだと思う。岸田首相には日本の国益に叶う積極的な弔問外交を行って頂きたい。私はメディアにイデオロギー色があって当然だと思っている。新聞もテレビもそれぞれのイデオロギーがある。(テレビはみんな同じイデオロギーに感じるが・・)社説などでは大いにイデオロギーを発揮したらいいと思う。しかし事実にはバイアスをかけないで、ありのまま事実を報道すべきである。特にテレビは最近、ポピュリズムにはしっている感がある。各局の独自色がまったく感じられない。このままでは益々テレビ離れが加速すると思う。報道は右にも左にも偏らず、我々に真っ直ぐな正しい真実を伝えて欲しい。

独り言の好きな男より