キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

日本保守党誕生!

作家の百田尚樹氏、ジャーナリストの有本香氏が中心となって10月17日に日本保守党が誕生した。左傾化の自民党に愛想を尽かしての立ち上げである。今夏にLGBT理解増進法が拙速に成立したのが、百田尚樹氏の堪忍袋の緒が切れたらしい。百田氏も怒り狂ってYouTubeで「新党立ち上げる!」と宣言してしまった。私はこのYouTubeを観ていて、勢いで宣言したものの、時間が経てば頭が冷えて新党立ち上げの話は霧散するものと思っていた。そして百田氏も時間が経つにしたがって熱が冷めてきたようである。ところがジャーナリストの有本香氏が百田氏に「本当にやる気あるのね!」と連絡があったようである。熱が冷め気味の百田氏は有本氏の勢いに押されて「うん」と言ってしまったらしい。それから有本氏の電光石火の行動で、あっと言う間に新党立ち上げに至ったわけである。有本香氏なくして新党立ち上げは成らなかったと思う。Xフォロワー数も自民党を上回っており、党員数5万人以上となっている。名古屋と東京での街頭演説では相当数の聴衆を集めており、注目度抜群である。しかし、こんなに勢いのある新党立ち上げなのに、大手マスメディアでは殆ど報道されていない。産経新聞には小さく掲載されていた。リベラル系のマスメディアに於いては完全に無視であった。約30年前、細川護熙氏が立ち上げた日本新党の時、大手メディアは過熱なほど報道したのと対照的である。私が思うのに日本のメディアは左翼(リベラル)系が中心であり、(右翼)保守系には厳しい対応であると思う。70年安保で学生運動していた連中の多くがメディア業界に入社し幹部になっているのが原因かも知れない。私は右でも左でも今はないけれども、社会人になる前は日本社会党が善、自民党が悪だという思い込みがあった。これもメディアと学校教育の影響かなと思っている。当時は何とも思わなかったが、今思えば教師には左翼系が多かったように思う。

 日本保守党がこれからどのように進むのか注目したいが、そんなに政治の世界は甘くない。過去にも保守系政党で石原慎太郎氏を中心に錚々たるメンバーで立ち上げた「立ち上がれ日本」・「次世代の党」なども華々しくデビューしたが、あっという間に消えてしまった。百田、有本両氏は知名度抜群でも、政治に関してはド素人である。政治家の減税日本の河村名古屋市長と組んだが、果たして吉と出るか凶と出るか?(私は懐疑的)次期衆院選には必ず候補者を擁立しなければならない。この候補者選びが最重要課題であり、政党要件を満たす5名以上の国会議員を誕生させれば大成功だと思う。どうやら年内解散はないようである。日本保守党にとってはラッキーだと思う。清新で優秀な人材を選べば十分勝機はあると思う。私は支持している政党がまだあるので、次回選挙で1票は入れないが、百田尚樹小説の大ファンなので陰ながら応援してます。頑張れ日本保守党!

独り言の好きな男より