キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

旧暦ならGDP5%上がる?

新年あけましておめでとうございます。今年も愚コラムを暇つぶしに見ていただければ幸いです。
新年の挨拶として、「初春の・・・」「陽春の・・・」などと春を想い起させる言葉が多いです。だけど実際は年明けから本格的な寒さがやって来ます。いつも違和感を持っていました。しかし、旧暦に置き換えてみたらバッチリ季節感が合うんです。今のカレンダーは旧暦も表記しているものが結構多いので比較し易いです。ちなみに2010年元旦は旧暦なら11月17日です。東アジアなどは旧暦で正月を迎えるところが多いです。私がよく出張に出かける韓国、中国などは旧暦で正月を祝ってます。今年の旧正月は2月14日です。来年は2月3日で再来年が1月23日と毎年くるくると変ります。(ややこしい!)これは旧暦が月の運行を中心にした暦であり1年を354日と考えているからです。太陽暦では1年を365日で考えているので4年に1度、閏年に366日とし調整しています。推古天皇時代(聖徳太子摂政)~明治5年まで約1700年間、旧暦を日本は採用してましたが、近代開花で欧米諸国に合わせて今日まで新暦(太陽暦)である。
しかし、旧暦の名残りが結構多いです。例えば3月3日桃の節句など3月に桃の花などまだまだ早いです。5月5日の端午の節句も本来なら梅雨入りの行事である。元禄15年12月14日赤穂浪士の討ち入りも雪深い情景ですが12月の東京にあんなに積雪することはなく、新暦なら1月30日ぐらいに相当します。もし、今の日本が旧暦を採用したらかなりの経済効果があると思います。冬物商戦は正月を越えると価格が下がってしまいます。本当は今から寒くなって一番売れる気温だと言うのに・・・  そしてまだ肌寒いと言うのに春物の品揃えである。やはり1~1ヵ月半ずれているように感じます。
太陽暦が中心の世界なので仕方ありませんが、旧暦で物事を判断するのも面白いかも知れません。例えば来年旧正月の日にちが分かれば寒い冬か暖かい冬か予想してみるのも面白いかも知れません。今年の旧正月は2月14日ですから2009年は暖かい冬と考えたら当たっているのですが・・・・・。

独り言の好きな男より