キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

阪神ファンの応援に一言

私は阪神タイガースの熱狂的なファンであった。
昭和60年の優勝までは・・・
小学校1年からのファンである。
村山実、江夏豊、田淵幸一に熱狂した。
中学時代は甲子園での阪神VS巨人戦はほとんどアイスクリームの売り子をしていた。
当時は阪神のことなら何でも知っていた。
新婚当初、あまりの トラキチに女房も呆れていたものだ。
しかし、昭和60年優勝以降、 熱が急に冷めてしまった。
原因はいろいろあると思う。
長年の鬱積した ものが日本一に輝いたことで、何か達成感で気が抜けたこともあるだろう。
だがもっと深い原因があった。
60年以降ファンの気質が大きく変わったことである。
観戦に来ているのか、応援だけに来ているのか解らない時がよくあった。
当時、タイガースファンになることが一つのトレンドのような風潮であったように思う。
外野席などゲーム展開に関係なく、只ひたすらに踊っているお兄ちゃんがやたら目についた。
2003年の優勝からは全国区の人気となり、ますますこの傾向に拍車がかかってきた。
以前は巨人戦だけが満員でチケットが取りにくかったが、今はどの試合でも満員でチケットを取るのに苦労する。
このことはありがたいことである。
しかし、商業主義が先行しているのではないかと思う。
あの7回のラッキー7と9回の風船飛行はゲームの緊迫感を大いに損なう。
5月15日に甲子園で観戦した時も、7回の表、相手チームが攻撃中にも関わらずラッキー7の風船準備の為、ヒューヒューと風船を膨らませる音が球場全体に覆い被さり、うるさいし緊迫感無くなり、何よりも相手チームに失礼である。
9回の時も阪神が2点差でリードしていた。
ワンアウトからヒューヒューと音が始まった。
ツーアウトから「あと1人」コールが始まる。
そこから連打されて大ピンチである。
時間がかかっているので風船があっちこっちでパンクし始めてパンパンとうるさい。
我慢しきれずに風船を飛ばしてしまう者もいる。
この試合は何とか1点差で勝ったが、1打逆転の危ない試合であった。
逆転されたら風船の飛んで行くところがない。
風船の片付けでゲームも中断する。
しかし、球団としたらバカにならない風船の売り上げを考えたら,多少 試合に支障があっても風船禁止はしないと思う。
相手投手が降板する時の 「蛍の光」も悪い習慣だと思う。
以前は応援の仕方もそれぞれ個性があり 面白いヤジも楽しみであったが、今はみんな右ならえ右で同一化しており、 何か面白くない。
私の頭が古いのかな?・・・・・

独り言の好きな男より