キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

大相撲野球賭博騒動

大相撲野球賭博騒動 大相撲が存亡の危機に瀕している。
一時7月場所の開催も危ぶまれたが、何とか開催が決まった。
NHKが7月6日に放送の可否を決定する。
7月場所を中止して、膿を全部出し切って出直すべきとの声が圧倒的な多数であった。
この意見は至極当然であるが、他人事の意見であり、大相撲には何のプラスにもならないと思う。
ここで言うプラスは興行収入など利益面のことでない。
長く続いていたものを中止するのは簡単である。
しかし続けるのがどれだけ難しく辛いことか、恐らく、名古屋場所は出場力士にとってかなり厳しい状況の中での取組みとなる。
少ない観客の中で厳しい野次も飛び交うだろう、また声援もあるかも知れない。
このような状況で、力士は新たな気付きがあるかも知れない。
厳しい環境の中で必ず成長すると思う。

野球賭博事件、このことは日本相撲協会にとって、すごくラッキーなことだと思う。
何故なら暴力団と縁を切れる大きなキッカケになるからである。
相撲界と暴力団の繋がり、今に始まった事でなく昔から続いていたのはマスコミも知っていた筈である。
野球賭博など氷山の一角であり、暴力団と相撲界のドロドロした関係を探ればもっと深刻な問題があると思う。
長年のしがらみで関係を断ち切るのは困難であったと思う。
今回の事件はその意味で大きなチャンスだと思って、再起を目指せばよい。
今回の騒動でマスコミの報道には辟易する。
暴力団と関係のある野球賭博に焦点合わせるべきなのに、花札、賭けマージャン、賭けゴルフまで踏み込んで当事者達を叩いている。
それなら聞くが、地方巡業に取材に行って花札をしている力士を見たことありませんか?
あなた達はマージャンをして何を賭けているんですか?
ゴルフをしていて賭けている人を見たことありませんか?
確かに金銭を賭けることは違法なので奨励できないのは当たり前だが、これも毎日の生活の潤滑油だと理解して、あれもこれもと重箱の隅を突っつくような報道は止めて欲しい。
片目をつぶる度量があってもいいのではないですか?

独り言の好きな男より