キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

CSなんかめてしまえ!(PART2)

プロ野球は2位と3位のチームがCS出場権をかけて熾烈?な戦いを行っている。
CSに勝利したチームが日本シリーズに歩を進めるわけだが、長いペナントレースでやっと勝利した優勝チームの価値が低下してしまい、この制度は大反対である。
大体2位、3位のチームが日本シリーズに出場しようとするのが馬鹿げている。
過去にはそれらのチームが日本シリーズを制したこともある。
短期決戦なら十分に起こりえる結果である。
パリーグなんて1位と2,3位のゲーム差が17ゲーム以上も離れているのに、改めてCSで雌雄を決しようと戦うわけである。(アホカ!)
野球評論家の豊田康光氏も新聞のコラムに載せていたが「祭りは年に1度でいい」全く同感である。
日本シリーズが年々軽く感じるのは私だけだろうか?


CS推進派は優勝チームが決定してしまうと、後半の試合がダレルとおぬかしである。(本音は利益優先だと思うが)
プロである以上、本末転倒の考え方である。
チーム戦力が均等になるようにドラフト制度があり(最近少し変わってきたが・・)もし、FA制度でチーム力に差が出るならば、こちらを廃止すれば良いと思う。
確かにお金の掛けているチームは毎年優勝候補に挙げられるが、だからと言って優勝するとは限らない。
プロだからこそ、どんな状況でも最高のプレーを見せてファンを飽きさせないように努力するのが当然である。
もし、気の抜けた試合などしたらファンは正直である、球場に足を運ばないだろう。
1973年阪神VS巨人 1994年巨人VS中日は最後の1試合で優勝が決まるという物凄い緊張感があった。
今ならこんな緊張感は湧かないと思う。


最近では昨年の優勝チームを思い出せなくなる時がある。
長いペナントレースを勝ち抜いたチームこそ美酒に酔いしれ「よし!次は日本一を目指すぞ!」と気合いが入るものである。
それが17ゲーム差あった3位のチームが昨年のように日本一になってしまったら、全くの喜劇である。
米大リーグのようにチーム数が多ければまだ納得出来るが、6チームぐらいで何がCSかと思ってしまう。
人間そう何回も緊張感を持続出来るものでない。
選手は消耗品でない、長いペナントレースをやっと勝ち抜いたのだから、しばらくは勝利の余韻に浸って、徐々に緊張感を高めてから日本シリーズに臨んで欲しい。
日本シリーズがプロ野球最高のクライマックスシリーズなのだから。

独り言の好きな男より