キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

不退転の決意・・・

野田首相が消費税の増税に「不退転の決意」「政治生命を懸ける」と最近、盛んに発言している。 野党時代は消費増税に反対していたのに、財務省、副大臣に就いてからどうやら考えが変わったようである。 前菅首相も財務大臣に就いてから消費増税を言い出した。 我こそは野田首相の指南役とドヤ顔の藤井裕久も元財務大臣で元大蔵官僚である。 民主党の元環境相小沢鋭仁氏がこう発言していた。 「財務官僚は秀才中の大秀才の集まりです。 その秀才に、先生しか消費増税は出来ません。世論も容認しています、歴史に名を刻んで下さい。と言われたらイチコロですわ。」今の内閣が財務省内閣と言われるは当然である。

また片方の小沢一郎系の増税慎重派(マスコミはどうして反対の事を慎重と言うのか理解に苦しむ。すごく曖昧な文言だと思う。)
阿呆の1つ憶えみたいに反対、反対と唱えている。 小沢一郎なんか1994年に10年に一人と言われた大物大蔵事務次官の斎藤次郎と組んで、 当時のボンボン細川護熙首相を上手くたぶらかして、深夜に突然福祉税7%をブチ上げさせた過去があるのに何を今さらと思う。
自分の存在感を示すのに汲々しているようで何か侘しく見える。小沢一郎も今が潮時だと思う。

野田首相は何かにとり憑かれたように、消費増税に邁進している。 ある意味今までの首相のようにブレないので評価してもよいかも知れない。 しかし、今やるべきは一にも二にもデフレ脱却に不退転の決意で臨むことである。 企業に例えたら、業績を上げる努力を怠り、無駄な経費を使い、お金がないからと社員の給料を下げ、 リストラをドンドン実行し、役員の高給はそのままである。 これで会社が立ち直る筈がない。 政府はデフレ脱却の為、金融政策においては円安誘導を行い、貿易収支が黒字になるような成長戦略を描き、即実行することである。 しかし、今は社員の給料を下げることばかり一生懸命である。
(10%に増税すること)
財務省は国内向けには財政破綻の危機だと煽っているが、以前、格付け会社の米ムーディーズ社が日本国債の格下げを表明したら、 財務省は「日本は財政破綻のリスクは全くなく格下げは容認出来ない」と抗議しているのである。 財務省主導の消費増税論議、野田首相様どうか国家の成長戦略、デフレ脱却に 不退転の決意で臨み、そして政治生命を懸けて貰えませんか!お願いします。

独り言の好きな男より