キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

なにが絆や!

昨年,最も使われ意識した言葉である。3月11日東日本大震災から1年である。
震災当時、秩序ある被災者の行動は世界から称賛されたものである。
また全国各地から、たくさんのボランティアが応援に駆け付け、善意の寄付金が集まった。 日本が久し振りに1つにまとまったように感じた。しかしである。
政府の段取りの悪さで瓦礫処理が一向に進んでいないのだ。大きな原因として 各自治体が瓦礫受け入れに難色を示しているからである。 汚染瓦礫が嫌だと言うのである。首長も住民に媚びているものだから、受け入れにへっぴり腰になってしまうのである。(選挙が怖いのか!) この反対している住民もごく一部の声の大きい連中だと思う。 石原東京都知事の様に「だまっとれ!」と一喝すればいいのだ。 まだ4都道府県しか受け入れを了解していないこの現実は本当に情けない。 放射能汚染の瓦礫が嫌だと言うのである。安全基準まで除染すると言っているのにも関わらずである。 そうしたら、福島をはじめ被災地の県は自分達で処理しろと言うのか?無茶な話である。

誤解を恐れずに言うと、(これを著名人がテレビで発言したら非難轟々だろう)
何か日本全体が放射能に過剰反応し過ぎると思う。瓦礫受け入れ問題もそうだが、67年前、広島と長崎に原爆が投下されたのだ。 空前絶後の被害をもたらし多くの被爆者が長く苦しんだ、そして今もその苦しみは完結していない。
しかし、この時投下された放射線量は福島県の数百倍、数千倍、数万倍だと思う。(この数値は私の適当な勘です。)私が物心ついた時には、広島も長崎も 賑わいのある都市として栄えていたし、この両県の住民が健康に多くの被害が発生したと聞いたことがない。 出鱈目もダメだが、神経過剰反応もいかがなものかと思う。

沖縄基地問題もそうだが、沖縄は可哀そうだと言いながら、いざ自分の土地へ 受け入れ要請があれば血相を変えて拒否する。瓦礫受け入れ問題に通じるところがある。とにかく今は瓦礫処理を急ぐ必要がある。そうしないと遅々として復興が進まない。まだ受け入れを表明していない各自治体の首長は、住民に媚びることなく勇気を持って決心して欲しい。 大半の国民はそう思っているのだから・・・と確信している。

独り言の好きな男より