キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

日本人しっかりしろ!

大関把瑠都が大相撲初場所で初優勝を果した。
館内には歴代優勝額の写真が飾られているが、日本人力士の優勝額はついにゼロとなってしまった。
5年以上30場所以上優勝者が出ていないのである。
このことが大相撲人気凋落の最大の原因だと思う。
協会は手を拱いてばかりしないで、本気で人材発掘を行い、徹底した英才教育で力士を育てないと、今に幕内のほとんどが外国人力士になるだろう。
各部屋に任せていたら人材発掘は難しいと思う。
大急ぎでプロジェクトチームを組んで対処すべきである。
優勝した把瑠都のインタビューの応答で印象に残った言葉がある。
大関稀勢ノ里の大一番で変化して勝ったことへの批判に対してである
「勝つことが一番、どんなに格好良く相撲しても負けたらダメ」
本能的に身体が動いたのだろう、初めから作戦で考えた相撲でないのは素人目にも分かる。
要するに勝負に対しての執念があるのだ。
現に優勝したから次場所で横綱のチャンスが出てきたのである。
故郷エストニアから母親も応援に駆けつけ、母親への感謝の気持ちが強く感じられた。
奥さんも日本着物での観戦であり、日本人以上の日本らしさを感じた。
外国人力士はハングリーで体格もあるので、今の裕福に育っている若者力士では歯が立たないかも知れないが、日本人特有の足腰の強さを生かした相撲で、早く横綱が誕生して欲しい。
日本人力士の意地を見せてくれ!

ダルビッシュが米国メジャーリーグに行くことが決まった。
間違いなく日本球界NO.1のピッチャーである。
残念でもあるが、全盛期の今、メジャーリーグに行くことには大きな期待もある。
もともとダルビッシュはメジャーに行くことを熱望していなかった。
渡米を決意した理由が「日本では闘志が湧かない」である。
火花を散らす強打者との対決、息詰まるエース同士の投手戦などが少なくなったのだろう。
確かにそうである。
村山VS長島・江夏VS王・江川VS掛布・伊良部VS清原など以前はワクワクするガチンコの名勝負があった。
最近は名勝負が少なくなったように感じる。
一流選手のメジャー流出も原因だろう。
しかし、最大の原因は闘争心が弱くなっているのではないかと思う。
「あいつにだけは打たれたくない」「あいつだけには負けたくない」意地と意地のぶつかり合いである。
ダルビッシュにはこのような対象者いなくなったのだろう。
彼にこうまで言われた日本球界の選手諸君、鬼の居ぬ間と喜ばず、悔しいと感じて大いに奮起してもらいたい。

独り言の好きな男より