キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

祝2020年 東京オリンピック開催

9月8日早朝、2020年東京開催決定で拍手喝采された方も多かったと思う。 久し振りのドキドキ感であった。決定の瞬間は本当に嬉しかった。
まず最終プレゼンテーションの前に高円宮妃久子様が登壇され、東日本大震災での各国からの支援に対するお礼を、 流暢なフランス語、英語で話された。 内からにじみ出る気品と凛としたお姿は、とても我々では一朝一夕で真似の出来るものではない(一生無理か!)。 招致活動の一環ではなかったが、これでほぼ勝負ありと感じた。 久子様のIOC総会での登壇については、いろいろ物議があったが、最高のパフォーマンスであり、 皇室の伝統の重みからにじみ出る底力を再認識出来たいい機会だったと思う。
後に続くプレゼンターも実に素晴らしいパフォーマンスであった。相当な準備を重ねたのだろう。 今回は日本の苦手なロビー活動も功を奏したようである。 新聞にこんな記事が載っていた。「安倍首相が就任後、初外遊前に外務省官僚に 説明を受けていた時、外遊先のIOC委員は誰か?と質問された外務官僚は、 それは文科省の管轄でしてと質問に答えられないと、安倍首相は激怒して 君たちは、まだそんな縦割りの考え方しか出来ないのかと一喝した。」

国民の支持も80%超え、大きなエネルギーになったのは間違いない。
いくら東京都、JOC, 政府が一生懸命頑張っても国民の支持がないと上手く行く筈がない。 2001年大阪招致、2009年東京招致と比べて、この国民の熱意の差が決定的な招致成功の要因になったと思う。 私自身も、2001,2009年の時は 「どちらでもいいや」ぐらいの気分であった。しかし、東日本大震災を経て 「何が何でも日本でオリンピック」に気持ちが変化した。
新政権になって少しは明りが見え出した時であり、オリンピックは、日本本来の素晴らしい所をアピール出来る絶好のチャンスであり、 日本全体が長い閉塞感から脱却する為に、天からのBIGプレゼントだと思う。 そして何より安倍首相が世界に向けて福島の原発問題解決に全力尽くすと約束したのだから、政府も本気で復興に取り組んで欲しい。 7年後、被災者の方達が心から東京オリンピックを心から楽しめるよう、政府だけでなく、国民も協力しないと復興は成功しない。 風評被害に惑わされず、被災地産の食材も購入すべきだし、瓦礫も受け入れるべきである。(安全が確認されているのだから・・)
オリンピック同様、国民がその気にならないと上手く行く筈がない。

独り言の好きな男より