キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

国会議員しっかりしろ!

民主、自民、公明3党による談合修正協議で合意に至り、消費増税法案は可決される見通しとなった。 野田政権はこの法案に全力で突き進んだ為6月21日時点で今国会に提出されている法案の成立率が35%と極端に低い。 重要法案も山積みである。「赤字国債発行法案」など成立しないと予算執行に大きな支障をきたす。 「1票の格差の是正」など違憲状態のまま放置されている。 法律をつくる立法府がこの体たらくである。 ハッキリ言って仕事をしていない税金泥棒である。 つまらない政局に現を抜かし肝心の事が出来ていないのだ。

与党民主党も情けないが野党自民党も情けない。 消費増税は民主党に押し付けて民主党を悪者にして次の選挙は有利に戦おうとしている魂胆が丸見えである。 しっかり自民党案消費増税の必要性を訴え、民主党との違いを打ち出すべきである。 それを修正協議などと言う談合会議で出来試合をしてしまった。 「21日に採決出来ないのなら白紙撤回だ!」と息巻いていたが26日採決をあっさり呑んでしまった。 民主党にも見透かされてしまい毅然とした態度が全くない。

増税反対の小沢一郎もいよいよピンチになってきた。 「約束したマニフェストを無視して、約束していない消費増税に政治生命を懸けるのは間違いだ」確かに筋は通っている。 しかし、過去の彼の行動を見ていたら額面通りには受け取れない。 自分の存在感を示すために駄々を捏ねているように感じる。 このまま野田首相のペースで事が進めば、小沢一郎の影響力は完全に埋没する可能性があるからだ。 付いてきそうなのは選挙基盤の弱い議員ばかりで、仮に新党を結成しても次の選挙でほとんどは落選するだろう。 54人以上小沢新党に集まれば、影響力は誇示できるが、それ以下なら小沢一郎様ご臨終である。

26日に採決があり、多数の民主党議員の造反があった。 トラフグ顔の野田首相は厳正なる処分を行うと息巻いていたが、少数与党になるのが怖くて、どうも甘い処分になりそうである。 このことにより少数与党を避けることが出来ても民主党の信頼は大きく失墜するだろう。 小泉元首相のように毅然たる態度を示さないと組織は維持できない。 鶏ガラ顔の輿石幹事長に押し切られて甘い処分か、野田首相がリーダーシップを発揮して厳しい処分を下すか注目してみたい。 甘い処分を下した時は、野田佳彦様ご臨終である。

独り言の好きな男より