キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

何やってるんだ国会は!

通常国会が閉会して政府、与党も森友、加計問題から上手く逃げ切れたと思ったら、稲田防衛大臣の失言、魔の2回生議員の暴発連鎖の影響などで都議選は歴史的な大敗を喫し、閉会中審査を受けざる得なくなってしまった。もともと事件性のある事案でなく、国会を延長してでもきちっと答弁しておけば簡単に済むものを、臭い物には蓋をする的な印象を与えたのは、大きな戦略ミスである。政府、与党に驕りがあったのであろう。都議選で敗北したのは良かったと思う。勝っていれば驕りが増々強くなり、独善的な政治になっていたかもしれない。もし、このまま下降線が続き政権が崩壊したら、それまでの政権だったと言うことだ。問題は安倍政権が崩壊した後の受け皿がないことである。 石破茂氏も安倍政権が弱ってくると今まで沈黙だったのが堰を切ったように 政権批判を繰り返し露出度もめっきり増えてきた。今がチャンスだと思っているのか?全くセンスがない。これでは次の総裁、総理は厳しいと思う。

録画した国会中継を見て思うことだが、野党の追及も甘いし、応える側も「知りません。」「記憶にございません」等・・どうもスッキリしない茶番劇である。 唯一見応えのあったのは、参院議員青山繁晴氏の質問であった。与党側の質問者であるが、政府、与党にヨイショすることなく、野党のように質問者が替わる度に同じような重なる内容の軽い質問でもなかった。前川喜平前事務次官、 加戸守行前愛媛県知事を対比した質問を行い、前川氏の旗色悪いのが浮き彫りになったが、テレビ報道、新聞などで加戸前愛媛県知事の扱いはほとんど無かった。新聞では朝日、毎日全く無し。読売、産経は記事掲載。新聞各社それぞれスタンスが有り、社説などで考え方、思想の違いを出すのは大いに結構だが、自分に都合の良いニュースだけ取り上げ、都合の悪い物は避けるでは、マスコミがマスゴミと言われる所以である。事実は事実として何の色も付けずに淡々と報道して欲しい。恣意的な報道をされたら国民は誤った判断をしてしまう。

TBSの「時事放談」関口宏司会「サンデーモーニング」これら番組も反安倍政権丸出しである。今こそ、どこかの報道番組が「世界が大きく動いている時に こんな小さな井戸の蛙的な論議をしている場合じゃない」と言う局があれば拍手喝采なのだが・・・。安倍政権の本当の敵は野党でなく、一部マスコミと後ろから鉄砲玉を放つ者が本当の敵だと思う。

独り言の好きな男より