キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

あおり運転に思う

あおり運転が社会問題化している。今までにも相当数のあおり運転が続出していたと思うが、大きな問題にならなかった。誰でも1回ぐらいはあおり運転された経験があるのではと思う。またあおり運転をしたこともあるのではないでしょうか。ここまで大きくクローズアップされてきたのは、2年前に東名高速道路で起きた事件からだと思う。子供の前で両親があおり運転され、引きずり出された挙句、走行中のトラックにひかれて死亡した痛ましい事件である。もうこれは立派な殺人罪である。残された子供二人これからの人生に笑顔があるのかと思ってしまう。そしてドライブレコーの普及も大きく影響していると思う。最近、常磐道で起きた男女二人による、あおり運転事件はドライブレコーダーがなければ表沙汰になっていなかっただろう。あおり運転をした挙句、高速道路の真ん中に車を停止して、後続の車を遮る危険極まりない行為は絶対許されない。一つ間違えば大惨事になっているところである。こんなバカな人間の為に巻き添えで生命を落とすなんて悔んでも悔やみ切れない。今の道路交通法では、解釈にもよるが、大した罪に問われない可能性があるらしい。これではあおり運転が無くなることはないと思う。暴走族もそうだが、現状の道交法では限界があるらしい。10数年前に施行された、駐車違反、酒酔い運転の厳罰化で、どちらの違反も極端に減少している具体例があるのだから、あおり運転、暴走族などは厳しく罰する法律改正が必要である。ここまで社会問題化したので、政府もやっと重い腰を上げたようである。大事なのはスピード感である。一刻も早く道交法の改正をして欲しい。8月中旬に中国出張の時に「この国に暴走族となるものが存在するのか?」と尋ねたら、暴走族は存在しないそうである。当局の取り締まりが相当厳しいようである。私も100回以上中国出張に行っているが、あおり運転、暴走族に出会ったことはない。麻薬などを取り扱ったりしたら死刑を宣告されることもある国である。中国の法律がいいとは言わないが、日本の法律は錦の御旗「人権」を盾にどうも加害者に甘すぎるように思う。被害者の人権はどうも蔑ろにされているように思う。加害者に厳しい罰則となる法改正を是非とも進めて欲しい。それが犯罪への抑止力になると思うからだ。常磐道男女による、あおり運転の男の方は私の小学校、中学校の後輩である。

「あちゃー」である。

 

独り言の好きな男より