キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

鬼滅の刃を観て

アニメーション映画「鬼滅の刃」が歴史的な大ヒットである。関連グッズも爆発的に売れており、日本経済立て直しの立役者かと言われている。私も「鬼滅の刃」の事を知ったのは今年になってからである。それもほんの頭の片隅だ。全くの情報不足、勉強不足と痛感している。私の感度が良かったらビジネスにも活かす事が出来たのにと悔やまれる。「鬼滅の刃」に凄く興味が湧いてきたので、先日一人で映画を観に行ってきた。驚いた、10スクリーンのうち8スクリーンが鬼滅の刃で占められていた。私も5スクリーンで観たが満席であった。全く「鬼滅の刃」への予備知識がないので、登場人物の名前も、誰が主人公なのかも知らなかったので、内容を把握出来るか不安であったが、30分も経ったら、だいたい解ってきた。それにしても凄いストーリ展開であり、映像の迫力、描写はさすが日本のアニメーションだと感心してしまった。この映画は子供だけでなく、大人の私が観ても面白く、あっと言う間の2時間であった。

大ヒットする作品やグッズなどは私なりにヒットする法則の考え方がある。これは35年くらい前にミュージカル「CATS」が大ヒットして超ロングラン公演中に観に行って確信した法則である。①幅広い年齢層に支持されている。②新鮮である。③優れている、面白い、喜怒哀楽に触れる。まだまだヒットの要因は沢山あると思うが私の法則は上記の通りである。

私が映画館を出て感じたことは、今も昔も人間の心情は変わらないな・・と。私が子供のころのお伽話「桃太郎」と「鬼滅の刃」がダブって見えた。どちらも鬼退治であり、お伴を率いている。そして、普遍的なことは正義があり、愛があり苦難を乗り越えたら、そこには希望があるということである。この映画を観て心躍らせられる事は精神衛生上、とてもいいことだと思う。ディズニー映画も同じである。映画が世界の人々に感動を与えられるのは、人種が違っても人間としての基本である「喜怒哀楽」に触れる琴線が同じだからと思う。このことは音楽、文学、芸術、そしてハードウェア、ソフトウェア、他あらゆるモノに対して当てはまるだろう。このツボを押さえることが人々に大きな感動を与えるのだろう。「鬼滅の刃」もそうだが、他のアニメーション映画も優れたものが多く、道徳教育としては効果的なモノだと思う。アニメーション映画を観た時の感動を、大人になっても持ち続けていたらこの世に犯罪や戦争は起こらないと思うのだが・・・・。

 

独り言の好きな男より