キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

森喜朗会長「女性蔑視」発言

また「舌禍事件」である。この人はどうも軽いと言うか浅いと言うべきか、今までも自身の不用意な発言で、様々な問題を起こして来ている。東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の立場をわきまえて欲しいものだ。それも大会5ヶ月前に迫ってのドタバタ劇である。コロナ禍で大会開催が危ぶまれている時に困ったものだ。初めこのニュースを聞いた時に思ったのは、「あちゃ~また余計なことを」と。この時点で騒ぎがここまで大きくなるとは思いもしなかったが、嫌な予感はしていた。森喜朗会長も発言への謝罪、撤回で火消しに努めたが、火に油を注ぐ形になってしまった。謝罪会見では記者の発言に煽られてしまい気色ばむ場面もあり印象を悪くしてしまった。この「女性蔑視発言」の火種に油注ぎ、火を大きくして各方面に焚きつけたのは日本のメディアであり、衆院選挙を控えて選挙を有利に持ち込みたい一部の野党議員である。野党女性議員が抗議の意思を示すためアメリカのサル真似をして、白いジャケットを着込んで国会でパフォーマンスをしていたが、アホかと思ってしまう。森会長発言の全文を読むと確かに大きく誤解される部分はあるが、そこだけが余りにも大きく切り取られ過ぎだと思う。森会長自身は女性に優しく、気遣いの出来る人物らしい。全文を読んだら分かるが女性の優秀さを認めており、決して女性蔑視するような人ではないようだ。笑いを取ろうとした軽口が針小棒大に伝えられてしまったのだ。当初、国際オリンピック委員会(IOC)も森会長が謝罪、撤回したのだからこの件は一件落着とした筈なのだが、突然の手のひら返しで会長辞任を迫った。これはIOCに莫大な放映権を支払う米国TV局NBCの意向が大きく影響したとのことである。結局IOCも本音ではお金が第一なのである。こんなIOCと与して行くには清廉潔白だけでは到底無理であり、清濁併せて吞むことが出来、海千山千の人物が最適任であると思う。それが森喜朗氏だったのである。今回の「女性蔑視発言」事件で左派系メディアは盛んにジェンダーフリーを叫んでいたが、だが現実には自社の役員構成比を見ると女性の役員比率10%未満がほとんどである。よくもまあ声高に「ジェンダーフリー」と言えたものである。まず批判する前に己は出来ているのか確認してから叫んで欲しい。橋本聖子新会長が選出された、もうここまで来たら足の引っ張り合いは止めて五輪・パラリンピック7月開催に向けて、東日本大震災復興、コロナ克服の証を示した大会になるよう日本国一丸となってと組むべきだと思う。頑張れニッポン!

 

独り言の好きな男より