キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

凄いぞ! 松山英樹

世界4大ゴルフメジャー大会「マスターズ」で日本の松山英樹プロが、
日本人初どころかアジア人初の優勝を成し遂げた。凄い快挙である。世界最高峰の選手が集まった大会でのNO.1である。コロナ禍で米国ではアジア人系が暴漢に襲われたり、ヘイトが頻発している最中での優勝はすごく意義のあるものである。先日の日米首脳会談においても、バイデン大統領から松山英樹プロへ祝意のコメントがあった。私は松山英樹プロのファンでなく、どちらかと言うと好きなタイプの選手ではなかった。でも、この時は必死で応援していた。最後のウイニングパットを決め、1打差で優勝を決めた時は心の底から嬉しかった。死闘を演じた4日間、松山プロの顔が見る見るいい顔になっていっていると感じた。人間、物事に真剣に取り組んでいる時は、我々凡人でもこんな顔になれるかも知れない。いつもは仏頂面の松山プロだが、マスターズの4日間は、珍しく柔和な顔付きであった。大会後のインタビューで語っていたが、「マスターズの前週、テキサストーナメント大会でプレーが思うようにいかず、キャディーに八つ当たりし、イライラしていたが、フッと我に返り「俺、どうしてこんなに怒っているのだろうと」と反省したらしい。このわずかな気持ちの切り替えを出来たことが、精神面で大きく成長し、マスターズでの緊張感の中にも余裕を感じさせるプレーに繫がったと思う。

同世代のプロゴルファー石川遼選手が先行して活躍したが、アメリカツアー参戦で調子を崩し、思うような活躍出来ずに日本に戻って来てしまった。まだ石川遼本来の調子とはいえないが、スランプからは脱しつつある。松山英樹の
マスターズ優勝を祝福はするが、心内は悔しく忸怩たる気持ちと自分も頑張らなければと奮起している筈である。高校生で男子プロトーナメントでの優勝は強烈なセンセーショナルだった。日本の男子プロで最も華のある選手であり、いまだに人気は抜群である。石川遼プロの活躍こそが日本男子プロゴルフツアー人気に大きく影響を与えると思う。松山、石川の両雄がしのぎを削って闘っている姿を想像するだけでもワクワクしてくる。松山英樹が現時点では大きくリードしているがまだまだ先は長い。石川遼には捲土重来を期して欲しい。そして松山英樹には次の世界メジャータイトルを狙って欲しい。
マスターズの陰に隠れてしまったが、梶谷翼さんのオーガスタナショナル女子アマチュア選手権の優勝も、とてつもない快挙である。女子プロゴルフがまた盛り上がるのは間違いない。男子プロツアーも負けていないで頑張れ!

 

 

 

 

独り言の好きな男より