キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

東京オリンピック・パラリンピック開催すべし!

3度目の緊急事態宣言が発出された。変異株の感染拡大で大阪は医療崩壊の状態に陥ってしまった。7月東京五輪・パラリンピックの開催が目前だと言うのに最悪の雰囲気である。野党はこことばかりにオリ・パラ開催反対の絶叫である。「生命を犠牲にしてまで開催する必要はない」と言われたら,御尤もであるが、それよりも秋に予想される衆院選に向けて政権へのダメージを与えるのが目的ではないかと勘繰ってしまう。テニスの錦織圭・大坂なおみ選手トップアスリートが開催反対の表明はとても残念である。アスリートの声明としては、反対派から水泳の池江璃花子選手に出場辞退を迫った時に、彼女が発した「私は何も変える事が出来ません。開催が実現したらベストを尽くし、中止になれば、次に備えて頑張るだけです。」これこそがアスリートの発する言葉だと思う。マスターズ優勝の松山英樹選手も、インタビューで「五輪に出場したら金メダルを目指します」と言っていた。一流プロのアスリートは五輪を軽視しがちだが、この言葉は本当に嬉しかった。確かに開催する環境は厳しいものがある。だからこそ、知恵を絞り、工夫を凝らし、コロナで生命の危険があるから中止だと0か100でなく、従来規模の50%、70%でもいいから可能な限りの範囲で開催を行うべきだと思う。

 廃墟と化した敗戦からわずか19年後(昭和39年)に奇跡の東京オリンピック開催を果たした苦労に比べたら、今の日本の国力ならば十分可能である。勿論、規模の縮小で大赤字は避けられないが、それよりも開催を見事にやり遂げた時に得る日本の信用は計り知れないものになると思う。昔と違うのは国全体としての一体感に欠ける事である。もし開催が決定となれば五輪パラリンピック反対派も成功に向けて一丸となって協力すべきだと思う。一部関係者だけの力だけでは、とうてい成功は無理である。国民一人ひとりが成功させようとする思いと協力が不可欠だ。ボランティアの離脱、相次ぐ著名人の尤もらしい理由での聖火ランナー辞退は残念である。五輪パラリンピックの運営に不満もあるだろうが、関係者は批判の中必死で頑張っておられる。世界を見渡したら、日本の何十倍も感染者が発生している国々で堂々と大規模なスポーツ大会が行われている。2013年に「オリンピックを日本へ!」と手を挙げておいて、世界と比較して圧倒的に感染者が少ない日本が「中止」と宣言したら、それこそ高橋洋一氏が言ったように世界から笑われると思う。厳しい環境のコロナ禍での東京五輪・パラリンピックだからこそ日本の底力を示す時だと思う。頑張れニッポン!

 

独り言の好きな男より