キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

石破茂首相退陣を求める

石破茂が首相に就いて約8か月となる。私の首相としての通知簿評価は5段階の1である。なぜ低評価かと言うと、何をしたいのか、何を考えているのかサッパリ分からない。もともと好きでなかったが、ここまで酷いとは思わなかった。いくら政治基盤が弱いといっても、森山幹事長の意のままに行動しているように見える。野党は減税の大合唱なので、石破首相も減税が頭にチラついたが、それを感じた森山幹事長に一喝されて「ハイ分かりました」と言わんばかりに減税政策を取り下げてしまった。自民党の野党時代に質問に立った石破茂の鋭い追及には惚れ惚れしたものである。この人物は田中真紀子、菅直人達と同じで攻めには強いが攻められたら一気に輝きを失うトップには向いていないタイプだと思う。首相にならないほうが石破茂の存在価値は高かったと思う。気楽な立場の時はアジア版NATO設立構想など、非現実的なことを言っていたが、首相になった途端この話はどこかに消えてしまった。この人物は首相になって何がしたいでなく、首相になることが目標達成だったのである。防衛省では石破茂のことを「石破逃げる」と呼んでいるらしい。2008年に起きた「護衛艦あたご」と漁船清徳丸の衝突事故で、世間の目を気にして衝突原因がまだ判明していないのに、すべて護衛艦あたごが悪いというような振る舞いを行い自分の部下を守らなかった。結局、衝突事故で訴えられた被告の自衛官二人は結局、無罪判決だった。二人の自衛官の人生は大きく狂ってしまった。

米大統領トランプ関税交渉においても、日本が関税交渉の世界各国のモデルになるだろうと得意げに言っていたが、英国、中国に先を越されてしまい、いかに日本が軽んじられているかを世界に曝してしまった。日本製鉄のUSスティール買収の件に対してでも、石破政権として何ら援護射撃せず、日本製鉄のみ孤軍奮闘である。このM&A案件は日本の大きな国益に叶い、USスティールも希望している。一時絶望的であったが、トランプも米国の国益に叶うと感じ現状かなりいい線まで来ているので、あとは政府の援護が必要である。

赤沢経済再生担当大臣は頑張っていると思うが、今月中に4回目の訪米だそうだ。ここは石破首相も赤沢大臣と一緒に乗り込んで、交渉の矢面に立つ覚悟が必要だと思う。「石破逃げる」の汚名返上の為にもチャンスだと思う。最近、気になることがある。石破茂首相の人相がドンドン悪くなっているように感じる。菅直人もそうであったが、そんな時はロクな政治をしていない時だ。歴代首相で鳩山由紀夫は「史上最低の首相」菅直人は「史上最悪の首相」と言われている。石破茂はさしずめ「史上最難(災難の首相)」と呼ばしてもらう。石破茂首相はいつまでも、権力の座にしがみつかず、参院選までに退陣したほうが自身の為であり、何よりも日本の国益である。このまま石破首相で参院選に突入したら、大敗間違いなしであり、自民党幕府最後の将軍になると思う。野党は石破茂首相のままで参院選に突入したいのである。ここで石破茂が自ら身を引いたら、私も少しは石破茂を見直すだろう。

 

 

独り言の好きな男より