自民党総裁選へ号砲鳴る!
石破茂がついに自民党総裁の辞任を表明した。米国との貿易関税で一応の決着を見たので、今が然るべきに時に辞めるといった時期であると言った。厚顔無恥にも程がある。地位に恋々としないと言いながら、9月8日に臨時総裁選への賛成が過半数を超える見通しとなり実質のリコールなので、引き摺り下ろされる前に、体裁が悪いから自ら辞める選択をしただけである。大義名分もない衆院解散をちらつかせて、自民党議員を脅かし、あの手この手を使って延命を図ったが、最後は刀折れ矢尽きるである。首相としての1年間は何の成果も上げずに、混乱を招いただけである。米国との貿易関税が決着したどころか、見返りの米国への80兆円投資は相当な負の遺産だと思う。最後に醜態を現した石破茂は元首相という看板を背負っても、今後一切の影響力を発揮することは出来ないだろう。もうオワコンである。
さて、悪夢の石破政権の後、誰が総裁、総理になっても、これ以上悪くなることはないと思う。小泉進次郎、林芳正2人の総裁候補が石破政権の意志を引継ぐと聞いて、悪いブラックジョークかなと思ってしまった。いくら石破茂の党員票が欲しいと言っても、逆効果になってしまうと思う。9月25日現在の下馬評では長老の後ろ盾がある小泉進次郎が一歩リードしているようだ。しかし、これからの論戦展開で形勢逆転の可能性大である。昨年の総裁選で小泉進次郎が論戦で馬脚を露し、圧倒的優位から3位に転落したため今回はペーパを見ながら慎重に発言する様は、やはりまだまだ頼りない感じがする。高市早苗候補も今回は少し歯切れが悪い。食品などに掛かる軽減税率をゼロにすると発言していたが、今は封印している。財務大臣を長く務め、消費税減税に反対の麻生太郎に配慮しているのだろう。麻生太郎の支援がなかったら総裁選を勝ち抜くことは難しいからである。ダークホースは林芳正候補である。頭脳優秀で器用で安定感があり、困った時の林芳正と言われているが、能吏としては一級品だがトップの器でないと思う。若手のホープ小林鷹之候補は間違いなく将来の首相候補である。しかし現時点では知名度低く厳しい選挙戦になるだろう。茂木敏充候補はトランプ大統領からタフネスネゴシエーターと評価され、押しが強く頭脳明晰であり、首相になってもそれなりの成果を上げると思う。しかし、如何せん人望ないのが最大の欠点である。議員票では圧倒的に小泉進次郎が優勢だが、小泉陣営のSNSでのステルスマーケティングが発覚していまい味噌を付けてしまった。今後これがどのように影響するかだ。26日現在でオールドメディアで報じたのは産経新聞だけである。これが高市陣営ならワイドショーの完全な餌食になっていただろう。自民党の議員に申し上げたい、自民党の総裁は内閣総理大臣に直結する。自分の損得でなくこの人物なら国政を委ねることが出来るという人物を選んでいただきたい。そうでないと石破政権の二の舞いになってしまう。もうこれ以上日本をガタガタにしないで欲しい!
独り言の好きな男より