キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

日本の防衛力を考える

ロシア軍の激しい攻撃が止まない。ウクライナの港湾都市のマリウポリが陥落寸前との報道がある。(4月18日時点)この戦いの終結がいつになるか未だに見通せないのが実情である。このウクライナ問題で日本国内でも、俄かに安全保障についての議論が噴出してきた。右と左では全く意見が異なり嚙み合っていない。私は右でも左でもない真中であるが、時折の問題で右寄りになったり、左寄りになったりするが、安全保障については完全に右寄り意見である。何故ならば、ロシアのウクライナ侵攻を見れば、自分の国を守る為には軍備増強は必然だと思う。左派は憲法9条があり、外交上の話し合いで戦争は未然に防げることが出来ると言う。しかし、そんな夢物語はロシアのウクライナ侵攻で一気に霧散霧消してしまった。こちら側が戦う気が無くても、相手側が攻め入ってくるのだから。日米安保条約があるから米国が守ってくれると言う保障も今回のウクライナ侵攻をみればあやふやな感じである。ウクライナのように当事国が生命を賭けてファイティングポーズをとらないと、米国の支援はないと考えた方がいいと思う。当り前である、当事国が何もしないで、アメリカさん後はヨロシクでは通用しない。2015年の安全保障関連法案は野党の猛烈な反対の中、戦争法案と呼ばれながら成立した。ここでは憲法を無理に解釈して集団的自衛権の行使を可能とし,これでやっと日本は普通の国家になったのである。今の日本国憲法(戦後GHQが2~3週間で作成したもの)は綻びが沢山あり、安全保障だけでなく、コロナ禍でも露呈したように憲法上の縛りの為、緊急事態に迅速な対応が取れなかった。そもそも自衛隊の存在自体が憲法上認められていないのは不自然であり、国を守ってくれている自衛隊に失礼である。憲法改正=戦争という考え方はもう止めた方がいいと思う。戦後憲法を改正1回もしていないのは日本だけである。アメリカ6回、ドイツ59回、イタリア15回と時代に即した憲法でないと、正しい国家運営は出来ないと思う。野党は憲法審査会での議論にも応じないのは、国民に対して不誠実であり怠慢であり、国会議員の義務を全く果たしていない。日本の場合憲法改正への道程はかなりハードル高く容易ではない。私は新憲法には必ず「侵略戦争はしない」と明記し、違憲状態の自衛隊を憲法に明記するのは1丁目1番地であると思う。まず憲法審査会で議論を戦わせることで、国民に分かるように説明すべきである。日本は民主主義の国である、最後は国民投票で決めるのだから・・・。

企業であれ何であれ、いくら今が大きく力があっても時代に適応出来なければ衰退して行く。

これは国としても同じである。早く憲法改正に向けて国民投票まで進めるのが急務である。

独り言の好きな男より