キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

橋下徹 意固地になるな!

ロシアのウクライナ武力侵攻から1カ月超となる。当初は圧倒的軍事力の差から1週間ぐらいで制圧されるだろうと予想されていた。メディアでは人権派気取りの著名人が生命・生命・生命を連呼しながら、民衆の生命を守るためにウクライナ指導者は勝ち目のない戦争は止めて、早々に降参するべきであると軽々しく訴えていた。その中心的人物が橋下徹氏である。14年前大阪府知事に就任した時は颯爽としていて身を切る改革を実行し、旧態依然の大阪府の体質を変えてくれたものである。大阪都構想はあと1歩のところで実現しなかったが、橋下徹氏の大阪での貢献は大である。橋下徹氏がコメンテーターとして引っ張りだこなのも、大阪での首長経験の賜物である。私も橋下徹ファンであった。しかし、ここ数年彼の言動に気になることがある。彼がよく発する言葉に「政治経験のない学者の意見なんか・・・」と上から目線で学者を小馬鹿にする事が多い。いかにも自分は政治の修羅場を踏んできたのだ、学者の杓子定規の考えとは違うのだと言わんばかりである。どんなことがあっても人を馬鹿にしてはいけないと思う。特に公衆の面前では最悪である。先日、テレビで櫻井よしこVS橋下徹の討論番組を見た。テーマーはウクライナ問題であった。結論から言うと横綱と幕下ぐらいの差があった。勿論、横綱は櫻井よしこ氏である。早口でまくし立てる橋下徹氏に対して櫻井よしこ氏は淡々と諭すようにブレないで発言していた。対して橋下徹氏ブレブレだった。究極の場面は橋下徹氏の政治的妥結を図るべき発言に対して、櫻井よしこ氏が「どんな妥結案があるのですか?」と尋ねたら、橋下徹氏は「・・・」と沈黙。司会者が割って入って、話を違う方向に持って行き橋下徹氏を助けた。

ウクライナの政治学者アンドリー・グレンコ氏との対談では「ロシアのプーチン大統領も20年、30年も生きていないから、今は一旦ウクライナを明け渡してプーチン大統領がいなくなってから戻ればいい」的な軽はずみな発言をしてアンドレ―・グレンコ氏を激怒させている。先日、アンドリー・ナザレンコ氏が北海道へ向かう機中から撮影した北海道の風景をtwitterにアップしたら、観光で楽しんでいると勘違いして、非国民的な奴だと言わんばかりに嬉々として10連発の批判ツイートをしていた。まったく性格が悪い。勿論、ナザレンコ氏は北海道自衛隊での講演の為の出張であった。未だに橋下徹氏からの謝罪はない。橋下徹氏の発言は当初から二転三転どころか五転六転している。全面降伏論から今や「ロシア軍を叩き潰せ」と発言が変わってきている。最近ではNATO,西側が悪いと言い出している。自分を正当化する為にドンドン泥沼に沈んでいく様である。誰か彼に忠告する者はいないのか!このままでは橋下徹は壊れてしまう。

早く目を覚ませ橋下徹!

 

 

独り言の好きな男より