キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

CSシリーズなんか止めてしまえ!

今年の日本シリーズはパリーグ3位のロッテが優勝した。
ゲーム展開としては大変面白かった。
しかしである。パリーグ3位、それも4位から奇跡的に3位を勝ち取ったチームが日本一では何か釈然としないものがある。
長いペナントレースを勝ち取ってこそ真のチャンピオンチームだと思う。
パのソフトバンク,セの中日ドラゴンズの優勝が全く霞んでしまっている。
通常ペナントレースでも最下位チームが首位位チームを負かすことは往々にしてあることである。
確かに観客動員などではプラスかも知れないが、私には目先の利益しか見ていないように感じる。
確かにCSシリーズは盛り上がるけれども、日本シリーズのころにはファンも選手も疲れてしまっているように感じる。
何よりもセ・パのペナントレースの覇者の尊厳が霞むことが許されない。
実はと言うと私は3位のロッテを応援していた。
ファンではないけれども、ロッテが優勝したらCSシリーズの見直し機運が高まるかなと思ったからである。
残念ながら期待外れであった。
プロ野球機構もこのまま怠慢な目先利益中心主義の運営をしているようでは、必ずファンに見放されると思う。
日本一だと言っても3位のチームでは違和感がある。
現実問題として、日本シリーズで何試合か地上波放送が見送られている。
日本一を決める試合だと言うのに考えられないことである。
TV放送会社をグループ会社に持つ巨人さえ地上波放送が少なくなっている。
今現在プロ野球は、まだ他のスポーツと比べて確かに人気はある。
しかし、大きな流れで見ていると退潮していると思う。
コンテンツの劣化が原因だと思う。
視聴率が取れないのである。
セ・パ交流試合などはヒット商品だと思う。
今まで巨人頼みのおんぶに抱っこであったが、そのツケが今、回って来ており、頼りの巨人が凋落気味である。
セ・パの垣根を外して12球団一致団結してコンテンツ向上に努力すべきである。
成績によってセ・パ球団の入れ替えが3チームぐらいあってもいいと思う。
総体的にセリーグの球団はぬるま湯的だと思う。
スター選手は確かに優れたコンテンツであるが、昨今スター選手はすぐにメジャーに行ってしまうので当てにならない。
この流れは当分止めようがない、愚痴っても仕方ない。
これはこれでいいと思う。
だからこそ、目先の利益でなく根本的に未来の利益につながる運営が必要である。
オールスター戦も1試合だけでいいと思う。
売上は落ちるが、オールスターのステイタスは上がると思う。
そして何よりも、ペナントレースの覇者・日本一の覇者が輝くようにして欲しい。

独り言の好きな男より