キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

朝青龍問題について

一人の横綱のことで日本のマスコミは連日のように騒いでいる。(暇やな!)高砂親方も、日本相撲協会も対応の悪さが目立つ。

事の起こりは、力士にとって本場所に次いで重要である夏巡業を、身体の故障を理由に休場したにもかかわらずに、故郷モンゴルでサッカーに興じていたのを日本のテレビで放映されたことである。早い話、仮病で仕事をサボったと疑われているわけである。

日本に戻ってきてから、2場所出場停止、11月25日まで外出も自由にならない謹慎処分が下された。「そのショックで朝青龍がうつ病状態になったと」、胡散臭い医師が、早急にモンゴルに帰せと言い張る。その間、高砂親方は一度も朝青龍と会えず。相撲協会は親方任せで動こうとしなかった。朝青龍に関しては、今までにもさまざまな問題が起きていた。しかし、一人横綱であり、また、部屋にとっては金の成る木である。言いたくても、言えなかったのであろう、甘やかされて育ってしまったのである。この問題は相撲界だけでなく、我々を取り巻く色々なところで同じことが生じている。

例えば、学校で教師は非行的な行動する生徒にきちっと注意できているか?

例えば、家庭内で親は子供に気を使うことなく悪いことは悪いと意見出来ているか?

例えば、会社で上司が、業績の良い部下が、高慢な態度をとった時に遠慮なく叱れるか?

我々にとっても、この問題は耳の痛い話である。朝青龍も日本に戻った時に「この度は、ご迷惑をお掛けいたしました。反省しています」と一言、素直に反省の弁を述べていれば、一見落着、騒動もこんなに大きくならなかった。

誰か適切なアドバイスを出来る人はいなかったのか?(本来ならば高砂親方)非を認めずに嫌なことから逃げてばかりいると、我々の普段の生活でも同じ、どんどん底なし沼にはいってしまう。

また、この報道を見て感じることだが、外国人横綱に対する嫉妬みたいなものを感じるのは私だけだろうか?

独り言の好きな男より