キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

祝豪栄道優勝

4度目のカド番場所で、よもやの大関豪栄道の全勝初優勝である。場所前に
誰がこの結果を予想出来たであろう。今年一番の想定外かもしれない。
優勝インタビューで本人も言っていたが、身体の故障で思うような相撲が取れず随分辛く、悔しい思いをしたようだ。誰も期待もしていないし、日本人3大関で、琴奨菊は初場所で10年ぶりの日本人力士の優勝を果たしており、もう
一人の大関稀勢の里は横綱へのチャレンジ場所が続いて注目を集めていた。
豪栄道と言えば????であった。たそがれ大関が全勝優勝を果たすのだから、
世の中、何があるか本当に分からない。しかし、この優勝は日本人力士に
大きな刺激を与えたのは間違いない。故障が癒えた遠藤も復活の兆しが見えてきた。今頃、横綱確実だと思っていた照ノ富士も膝の故障に泣かされており、
早く治して復活して欲しい、せっかくの大器がもったいない。秋場所全休の
逸ノ城も素質だけに頼らず、猛稽古で鍛え直して、また怪物振りを発揮して欲しい。それから、いつも肩すかしに終わる大関稀勢の里、ここ数場所、
平常心を装う為か、笑っているような、笑ってないような変顔はやめた方がいい。気持ち悪いし、緊張を隠しているのが丸分かりである。実力はあるのだが勝負弱いのは、精神面以上に真剣に取り組む稽古不足だと思う。横綱総見での不甲斐ない対日馬富士との相撲は、とても真剣にやっているとは思えないし、手抜きに見えた。どんな時も全力を出し切れなかったら横綱にはなれないと思う。もう若くないのだから、心を入れ直して再度横綱に挑んで欲しい、来年がラストチャンスだろう。

豪栄道も言っていたが、「これで来場所、今までの成績ならダメ大関と言われるので頑張ります」琴奨菊には耳の痛い言葉である。10年ぶりの日本人力士の優勝でマスコミに引っ張り凧になり、稽古も十分に出来ず、春場所に臨んだが結果は元の木阿弥である。優勝したことで達成感、満足感で果ててしまったのだろう。今では誰も注目しないし話題にもならない。勝負の世界は厳しい。
豪栄道の所属する境川部屋の親方(元小結両国)は厳しい指導で定評があるので、しっかり手綱を操るだろう。また豪栄道も琴奨菊を反面教師として、
ダメ大関と言われないよう気を引き締めて九州場所に臨むことだろう。

春場所(大阪場所)を大阪出身の豪栄道が横綱で臨むことが出来れば、浪速の春は賑わうのだが・・・・頼むよ!豪栄道

独り言の好きな男より