キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

北朝鮮どうなる?

朝鮮半島周辺の緊張が高まっている。北朝鮮、金正恩第1書記の無謀とも言えるミサイル発射、核実験を行うかのような言行動の為である。トランプ大統領は当初「アメリカは世界の警察官にはならない」と宣言していたが、国際法違反の化学兵器を使用したシリアにミサイル59発ぶち込むなど、予想外の行動に出て来ている。米中首脳会談の晩さん会途中でシリア攻撃を知らされた、習近平主席は度肝を抜かしたことだろう。「このオッサンは何をするか分からん、オバマとは違うぞ」と思わすには十分な効果があったと思う。今までオバマ米国から何かと言われても馬耳東風であったが、トランプの脅しで、中国もやっと北朝鮮に対して本格的なプレッシャーを掛け出した。問題はこの北朝鮮である。日本、韓国を射程にした核弾頭ミサイルは相当量あると思われる。恐らく核はもう保有しているだろう。ICBM(大陸間弾道ミサイル)は開発途上だと思われる。もしICBMが完成されたら米国も射程距離に入るので、米国としては、看過する筈なく、どこかの時点で必ず攻撃を開始するだろう。今は米国と同盟国の日本、韓国が人質になっているので米国も迂闊には手を出せない状態だ。

翻って日本の国会はどうかと云うと、森友学園問題がやっと下火になったと思ったら、復興相の「東北で良かった」発言や、中川議員の女性問題などが発覚して野党の格好の餌食になってしまっている。与党自民党の気の緩みだと思う。 東アジアを取り巻く安全保障環境は極めて厳しい緊張状態にあるのに、日本の国会には危機感が全く感じられない。

世界各国では常識であるテロ犯罪を防止する法律、共謀罪の趣旨を盛り込んだ「組織犯罪処罰法改正案」も野党が猛烈に反対しており、その理由として 居酒屋などで政府の悪口を言っただけでも、逮捕される可能性があると言うのだ、そんな筈ないだろう、そんな恐怖政治になったら、次の選挙で負けるに決まっているのだから。日本はスパイ天国と言われている。スパイを取り締まる法律がないからである。何か取り締まる法律をつくろうとすると「人権侵害」と言う錦の御旗が出てくる。2020年の東京オリンピックに向けて早急な法案成立が必要である。野党は恐怖政治ばかり喧伝せずに、真剣にどうすれば日本を守れるのか対案を出すべきである。北朝鮮問題は7月までに大きなヤマ場を迎えるだろうと思う。(独断と偏見)日本の国会ももう少し緊張して臨んで欲しい。

独り言の好きな男より