キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

小沢一郎を考える

この人物ほど、私を裏切り続けたものはいない。

13年前自民党から政権奪取した時は、拍手喝采したものである。しかし、独断的手法で、当時の社会党の怒りを買い、もろくも新政権は崩壊してしまった。
その後、新進党、自由党、保守党との分裂と群をまとめることがことさら苦手のようだ。
最後は、民主党に吸収合併されてしまった。

「私は一兵卒」のつもりで頑張りますと言いながら、派閥らしきものを形成しつつある。
民主党が青臭く、頼りないから、党首の座が転がり込んできたようなものである。

私がこの人物を認めないのは、勝てる喧嘩しかしないことである。
以前にも党首にならざる得ない時も、年金問題を理由にうまい事逃げた経歴がある。
これは次の選挙で自民に勝てる状況でなかったからである。
ところが、党首になった岡田さんが選挙に善戦したら、距離をとり、非協力的な対応であった。
このことは、前党首の前原さんの時も同じであった。

もう一つ許せないことは、
彼がよく言う「私は総理になろうと思えばいつでもなれました。」
「私は古い体質の自民党をあえて飛び出しました。」ウソつけ!
金丸信の虎の威を借りてなれたかもしれないが、自分は表に出て行動するのは苦手で、裏で権力を操るのが得意であり、表に出てリスクをとるのを嫌がってたくせに。
また自民党をでたのは、頼りの金丸信が佐川問題で失墜してしまい、竹下派の権力闘争で小渕恵三氏に負けて、居場所がなくなったからである。

いずれにしても、今回が最後のチャンスである、もう逃げも隠れもせずに、
堂々と政策で自民党と渡り合って欲しい。
可哀想に最近は無理な作り笑いも少しは慣れてきたが、やっぱり地下工作向きの人物だと思う。

独り言の好きな男より