キャプテンコラムCAPTAIN COLUMN

株式会社キャプテン・ユーの社長が
日常生活で感じたことを綴ります。

マスコミ不信PART2

呆れて開いた口が塞がらない。あれは11月12日の事である。
厚生労働省の「厚生労働行政の在り方に関する懇談会」の座長を務める奥田碩氏が年金や医療問題で批判的な報道を行うマスコミに、こう恫喝したのだ!
「新聞もテレビも朝から晩まで厚労省の批判をしている。これだけ叩かれるのは異常な話」と批判した。
奥田氏は「マスコミに対し、なんか報復してやろうかな。それくらいの感じは個人的に持っている。例えばスポンサーにならないとかね」と述べたのだ。
世界有数の大企業トヨタの前会長であり、経団連の前会長で、今でも経済界、政府の要職に就いていて絶大な影響力のある人物である。
私、個人的には大変興味のある経営者である。トヨタでも当初はエリート街道を歩んでいたわけでなく個性の強い異能の人である。今のトヨタはトヨタ自工とトヨタ自販の合併で出来た会社である。影響力のあった自工でなく、トヨタ自販の出身である。社長、会長時代にはトヨタを世界的な会社に育て上げた。
トヨタの宣伝広告費は1000億を悠に超える莫大な金額である。
新聞、テレビ、雑誌も広告費は貴重な収入源である。で、あるからか・・・・
当日のニュース、翌日の朝刊、ワイドニュースで大きく報じられるどころかまるで何事もなかったかのように過ぎ去ってしまった。
広告収入に無関係なNHKさえも何にも報じなかった。情けない・・・・。
実益に関係のない、政治家などには権力に立ち向かう的な、つまらない正義感を振りかざし、揚げ足取り報道を繰り返すばかりである。
直接、自分たちの身に影響のあるものに対しては全く臆病である。
例えば、今回の絶大なる広告主や、闇の世界の特定人物、自社社長の醜聞など
腰の引けた報道しか出来ないでいる。
最近、あれだけ洪水のように流れていた厚労省批判のニュースが、少なくなり代わって麻生首相の失言報道がやたら多いと感じるのは私だけだろうか・・・

独り言の好きな男より